もし語学学習が(MMO)RPGだとしたら
この記事は多分、語学学習についての記事の中で、世界一オタクっぽい記事なんだ。高校時代と大学の始めの数年間の間に、僕は恥ずかしいくらいたくさんのテレビゲームをして、いつも「ただの時間潰しだ!」と言われた。でもそれを信じなくて、今となってはその「つぶした」時間が語学にとって有利になったと僕は思う(理論的に言えば・・)。僕の語学成功の全部はその経験のおかげなのかどうかとは言えないけど、次の共通点は他のでかくておっかない語学の世界に入ったテレビゲームが好きな人たちにとって役に立つ記事のはずだ。
1.まず初めに
新しい(MMO)RPGをプレイし始めると、何をしてるのか全くわからないはず。好奇心でわくわくしている時に、もし危ないところに行けないように慎重に作られた新世代のMMOをプレイしていなかったら、いろんな面白くて恥ずかしい死に方で死に続けるだろう。でも同じようなゲームをプレイしたことがあったら、もう習ったことを使うことによって恥ずかしい死などを減らせるようになる。
新しい言葉を勉強し始めると(特にその言葉が母国語と密接に関連していなかったら)ゼロから始めて慣れるまでに時間がかかる。
最初にたくさん恥ずかしい間違いをしてから、そのうち言葉に慣れていく。しかし、外国語を勉強してる大人として、言葉についてもう知ってることがあるから、新しく勉強し始めた言葉に適用できる。もちろん、新しいゲームと同じように、過去の知識と能力を直接的に適用できるわけじゃない。新ルールを守らないと。新しいコントロールを習わないと。新しい言葉は全く新しくて意外な言い方があるかもしれないから、使いたい言い方をやめなきゃならない。
-もう知ってることを新しい文脈で有効に使うように、言語/ゲームの知識や能力を調整しなければならない-
この点はとっても大切だ。ゲームの中ではそれは顕著にそうだ。あるゲームの全部が他のゲームに適応させられるのを期待することはありえないことだ。もちろん、テレビゲームには、ゲームによってディスプレイとかコントロールとかに明らかな違いがあるから、そう考える人はいないだろう。一方で、語学学習にはそんな便利なものはないから、ゲームと対照的に、その明らかな違いには簡単に気づけないだろう。言葉についてもう知ってることは大変役に立つのに、外国語では言葉の使い方が全然違うから、本当にぺらぺらになるようにはその知識の大半を調整しなければならない。そのゲームみたいな「ディスプレイ」を作るには、ただネイティブがその言葉をどう使うのかよく勉強すればいい。いつもニュース、小説、テレビ、映画などの例を見ることによって、その言葉の新しい環境でのルールと使い方はゲームのディスプレイみたいに明らかになるはず。
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2.レベルアップ
普通のRPGでは、経験値を得てレベルアップするまで努力の成果が何もないようだけど、レベルアップすると突然強くなって色んな能力などを使えるようになる。経験値をためている時に、今は成果はないけど最終的にはレベルアップして強くなるとわかっている。だから目標に集中しながら努力ができる。もしレベルアップして何も得ないゲームがあったら流行ってないだろうな。それに、初めの数レベルは速くて簡単で、レベルアップすればするほどだんだん難しくなる。そして、難しくなればなるほど、得る物も大きくなる。
語学には「レベル」とか「経験値」とかはないけど、同じようなことがあると感じられる。何かを外国語ですることはその経験値を得るためのことなんだ。RPGと同じように、レベルアップするにはただ必要な経験を得さえすればいい。でも語学での「レベル」は何かな?初めの何も知らない時に、レベルはどんどん上がるはず。基本的な文法や単語を習った後、急に「何も知らない」レベルから「言葉の基本がわかる」というレベルにレベルアップする。でも基本をじゅうぶん勉強し終わるまでそのレベルにはなれない。その最初のレベルはもっともわかりやすいレベルかもしれないけど、きっともっと高いレベルがある。習えば習うほど、新しい何かが分かるようになったことにいきなり気づくはず。ある文法や言い方が前よりよく分かってくるから、ウェブサイトや小説が前より分かりやすくなる。文脈での単語を集めるにつれて、その言語のすべてが明らかになってくる。ネイティブな言葉の使い方が分かるようになったら、ネイティブを対象にしたものも分かるようになってくる。でも例のディスプレイのことと同じようにテレビゲームに反して、そのレベルと経験値の数が見えないから、そんなことがあるのさえ気づかない。
-もし、語学学習にもレベルと経験値があると想定できたら、もっと簡単に目標に集中しながら努力ができるようになるかも。-
経験値を得るには時間がかかるけど、目標に集中し続けたら、いつかきっとレベルアップするはず。次のレベルは「基本的な文法が分かる!」とか「100語の単語を覚える!」とか「小説が読める!」とかにして、その「レベル」に集中しながら努力すればいい。
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3.戦略ガイド(カンニング)
テレビゲームについてもっと詳しい情報を知りたかったら(それかゲームが難しすぎたら)戦略ガイドというものが使える。まじめなゲーマーのほとんどは多分それをカンニングと見なすけど、本当は便利なものだろう。情報がきちんと並べられて、一目で欲しいのを得られる。でもいくらガイドを読んでもそれはもちろんゲームをプレイすることと同じわけじゃない。戦略ガイドは情報を提供してくれて、ゲームのコツなどを明かすためだけのものだ。ガイドをすみからすみまで読んで、あるゲームについて世界一物知りになっても、そのゲームをプレイしなかったら勝つことはない。
語学にとっては、その「戦略ガイド」は教科書なんだ。教科書は言葉についての情報を教えたり、よく堅苦しくてリアルじゃない例文を並べたり、文法や単語をリアルな例を挙げないで説明したりする。教科書はリアルな言葉の代わりにはならないけど、それでもそう考えて外国語を勉強している人は多いようだ。もし語学はRPGで、教科書は戦略ガイドだったら、「教科書を読むと必ずこの言葉を習得する!」って考える人はいるわけない。
-教科書は言葉についての情報を提供して、コツなどを明かすためのものに過ぎない。リアルな言葉の代わりとしては決して通用しない。-
外国語を勉強してる人はいくら教科書を読んでも、もし教科書しか読まなかったら、その言語を習得できないはず。ガイドと教科書はもちろん貴重な情報を提供できる。それにしても、ネイティブな言葉を(小説、映画、ニュースなどで)「プレイ」しないと、「勝つ」ということはできない。(この「勝つ」とは「言葉をネイティブみたいに習得」することだ。)
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4.もしゲームが簡単すぎたら、難しくすればいい
RPG(特に MMORPG)をじゅうぶんプレイして、アイテムやレベルをじゅうぶん得ると、そのゲームは簡単すぎるようになるかも。それで、ゲームを楽しみ続けるために、自分で難しくするよりしかたない。普通のRPGでは、防具を脱いだり、必要より少なめのキャラクターを使ったり、ハードモードにしてプレイしたり、そういうことができる。MMORPGでは、グループのための何かを一人でやるとか、複数のグループのための何かを一つのグループ(それか数人)でやるとかはよく使われる難しくする方法だ。そうすると、ゲームは確かに難しくなって、プレイヤーはその新しい挑戦によって前よりそのゲームがうまくなるはず。でもたくさんのプレイヤーはそれが難しいと思って、そんなことをやりたくない。そうするプレイヤーはほぼ必ず他より熟練したプレイヤーになるんだ。
語学学習でも、たまに「簡単すぎ」になるかもしれない。ある目標を達成するとか、教科書を読み終えるとか、そういうことをしてから「じゃ、それが終わって、あるレベルまでは言葉をうまく使えるけど・・次はどうしたらいいかな?」と考えてくるかもしれない。その時、もっと難しい目標を定めないと。でも語学には、そんな「目標を達成、新しい目標を定める、目標を達成、新しい目標を定める」って過程は学習のスランプになるかもしれないから、ある目標を達成する前に新しい目標を考え出せればいい。
-それとも非常に難しい目標を定めて、それを達成するように何の段階があるかを考え出して、そのミニ目標をいちいちこなす方がマシだ。-
教科書を読み終えて、ある目標を達成すると、もちろん気持ちいい達成感を得ることができるけど、その気持ちは例のスランプにつながることがあるから、避けれるなら避けた方がいい。楽しく勉強し続けることの方が、たまにその時だけの達成感を得ることよりいいだろう。「非常に難しい目標」というと、たとえば小説を読むこととか、ニュースをよく理解することとかがいい。そういう目標があったら、達するためにけっこう時間がかかるから、その前にのんびりして新しい目標を考え出せるかも。それに、そのミニ目標に達すると、達成感を得るはず。そして主の目標に達した時、達成感も貴重な能力も得るはずなんだ。(それに楽しんだはず。)
-また、やっぱり、新しい何かを新しい言葉でするには、ただ思い切ってその何かをすればいい。-
MMO の中では、あるグループのための何かを一人でできるようになるために、ただ一人でやってみること以外の方法は全くない。本当にやりたかったら、ただやってみて、やっている間に必要能力、戦略などがどんどんわかっていくはず。それと同じように、小説を読んだりしている間に、必要能力と経験を得ればOKだ。その「ミニ目標」はまさにそういう事だ。色んな文法と単語が必要で、それを習うのはミニ目標だ。色んな新しい言い方を理解することもミニ目標だ。それに、ある媒体で単語や言い方を習えば、確かに他の媒体に適用できるはず。
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5.今こそ もっとやって さらにやって 努力終わる時間は来ない
この点は主にMMORPGとの共通点だけど、普通のRPGにもある。MMOでは、もし最大レベルになっても「終わり」ということはない。普通のRPGにも、ゲームに勝ったとしても、もっと難しいオプションのボスもありえる。そして、特にMMOでは、最大レベルになっても努力をやめることができない。もっとアイテムを得て、もっと敵を倒して、もっとゲームを難しくする方法が見つけ出せる。
-言語も無限に続くことなんだ。-
新しい語彙は毎日作り出されるし、毎日もう作り出された未知の語に出会うかもしれない。自分の母国語でもそんな事は起こるだろう。だから「最大レベル」になっても、ネイティブみたいにぺらぺらしゃべれるようになっても、「勝った」とか「勉強が終わった」とか言えない。また、勉強した言葉を長い間使わなかったら、だんだん(それかどんどん)脳から抜けていって困る。
だから、勉強した言葉(おそらく母国語でも)をきちんと覚えるように、毎日習い続けないと。毎日使い続けないと。
-もっとも重要なポイントはただ努力するのをやめないことだ。-
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終わり
この5点のメタファーを書くことによってゲームが好きな人は語学に有利だと言いたいわけじゃない。ただ自分の経験からの「語学のコツ」を伝えてあげたいと僕は思った。この記事は僕の体験からの役に立った5点で、他の外国語を勉強している人にとって役に立つといいと思ったから書いた。
ゲーマーにとってはもっともわかりやすくて役に立つと思うけど、ゲーマーじゃない人にもわかるといいな。
校正者: まゆ
DaftPunkの歌詞を訳してくれた人: 谷口愛
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